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想いを込めたサービスを世の中に!トラベルブック株式会社 森 康臣さん

旅行ガイドブックのオンライン版『TravelBook』を運営しているトラベルブック株式会社でエンジニア、ディレクターとして働く森さんにインタビュー!SIer、フリーランスを経てトラベルブックにジョインした森さんの、サービスにかける想いと仕事の楽しさを伺ってきました。

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旅行ガイドブックのオンライン版『TravelBook』を運営しているトラベルブック株式会社。

国内の情報も充実しているので、見たことがある方も多いのではいでしょうか?

今回はトラベルブック株式会社でエンジニア、ディレクターとして働く森さんのインタビュー記事。

サービスにかける想いと仕事の楽しさを伺ってきました。

 

森康臣さん

愛知県出身。信州大学卒業後、SI業界の開発案件を受注する企業へ入社し、その後独立。

金融系、通信キャリア、鉄道関連のシステム開発業務を担当。

2011年より旅行口コミサイトとしてスタートした「トラベルブック」の企画・開発に参画。

2014年5月にトラベルブック株式会社を共同で創業。

旅行者向けの観光情報・予約・支援ツール等を総合的に提供するサービスをめざし、

現在はメディア部門の責任者として、コンテンツの企画・制作をおこなう。

−早速ですが、森さんのキャリアについて教えてください。

大学を卒業後SIerの請負を行なう会社に就職し、

金融系や通信系のお客様の業務システムの開発案件を担当していました。

3年半務めた後、独立し、フリーランスとして働きはじめました。

フリーランスは数ヶ月に一回のタイミングで契約更新のタイミングがあるので、

そのタイミングが来ると2、3ヶ月休み、また新しい仕事をするというサイクルを回していました。

 

−フリーランスとして働いていた森さんとトラベルブックにジョインすることになったきっかけを教えてください。

2011年ですね。震災があった後、私は札幌に一時引っ越しているのですが、

その頃、Twitterを通じて知り合った方から「起業をしたいと言っている人がいるから助けてあげてほしい」という内容で現・代表の長田を紹介されました。

まだ「トラベルブック」という名前自体がない頃です。

実際に長田と会って詳しく話をすると

「海外版の食べログを作りたい。コードを書くことができないのでお願いできないか」

というざっくりとした内容だったのを今でも覚えています。(笑)

ものづくり自体は大好きで、休み日を作ってサービスを作ったりしていましたが、

マネタイズや経営的なことを考えるのが苦手な上、1人で根気よくサービスの運用を行なうことができずにいました。

もともと働くことに対してモチベーションが高いときと低いときの差が激しく、

激務のイメージがあるベンチャー企業とは距離を取っていたタイプでしたが、

「一緒にサービスを作ることでお互いにメリットがありそうだ」と思い、軽い気持ちでジョインしました。

今は各々が役割を持ち、モチベーションを高め合いながら行なうチームでの仕事の楽しさを感じています。

 

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−エンジニアとしてトラベルブックにジョインした森さんの現在の業務を教えてください。

エンジニア領域のサポート的な業務もこなしていますが、現在は主にコンテンツの企画、制作を担当しています。

どんな場所をどのようにユーザーに紹介していくかを考え、コンテンツを作るというのが私の仕事です。

 

最初、トラベルブックは旅行の口コミサイトを作ろうとスタートしたのですが、

ピボットを繰り返し、現在は書店で売っている旅行ガイドブックのリプレイスを狙ってサービスを作っています。

 

メインとなる業務内容は1つ1つのコンテンツの構成や方針作りです。

どういった内容の記事にどんな情報を載せるか、写真は何枚入れるか、タイトルの付け方はどうするかなど細かく決めていきます。

また、可能な箇所はテンプレート化を行なっています。

外部のライターさんにお願いすることもあるので、コミュニケーションを取るのも私の仕事です。

 

構成や方針を決め、マニュアル化を行なう一方で、

ライターさんの自由度をある程度キープするように心がけています。

雑誌でもそうですが、コラムのような作者の主観が入るコンテンツに価値があるケースが多くあります。

自由に書くことができる点が外部のライターさんのやりがいにも繋がるので、

コンテンツを作る人が自分を表現できる状態は作り続けておきたいですね。

 

−1日の流れを教えてください。

会社のルールとして朝は10時から11時までに出社することになっています。

これは自分のタスクをこなしていくことが重要であり、

時間の拘束は多少ゆるくして構わないのではないかという意見が社内で一致したためです。

私は夜型の人間なので9時に起きて11時までに出社します。

出社後はミーティングが入っている時もありますが、最近は基本的にコンテンツ制作のために手を動かしていますね。

退社は23時ぐらいです。

帰宅後は少し作業をして、就寝前には読書をします。

本が好きなので、ついつい集中してしまい遅くなってしまうのですが、

6時間以上は睡眠時間を取るように意識しています。

 

−今の仕事でやりがいを感じるのはどんなときですか?

大きく2つあります。

1つ目は自分たちで1からサービスを作っているときです。

SIerとして働いていたときはお客様の業務システムなど、100人規模の大きなプロジェクトに関わることが多くありました。

100人規模のプロジェクトとなると、私に回ってくる業務というのは、

あくまで全体のうちの一部でしかなく、また、仕様は決まっているので私たちは与えられたものを作るだけでした。

 

とあるプロダクトのテスト担当していたときのことです。

動作がおかしかったので「こうあるべきだと思うのですがどうでしょう?」と上司に質問したことがありました。

すると上司は「あなたの考えは要らないから、仕様を教えて」と私に返事をしたのです。

SIerの業界では仕様は理解するものです。

上司の返事は正しいものだったのですが、決まっているものをただ作るだけだったので、

その製品に対し愛着が湧いてくることはありませんでした。すごく残念でしたね。

 

この頃から自分の想いを込められるサービスを作りたいと思っていました。

今、1から自分たちで仕様を決めていかなければならない仕事をしていて楽しいです。

仕様的に正しくないとサービスを作ることができませんし、

たとえ、自分たちが納得していてもユーザーにとって価値のあるものでなければ意味がありません。

日々難しさを感じると同時にやりがいも感じています。

 

2つ目は数字を達成したときです。

私たちは目標とする数字を決めるときになぜその数字を掲げるべきなのかを議論します。

メンバー全員でその数字の重要性を理解することが大切であり、

設定した目標にたいする納得感がやりがいに繋がっています。

 

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−先ほどSIerとして勤務しているときのお話が出ましたが、最近よくSIerからウェブやアプリのエンジニアになることが難しいといった話を耳にします。森さんはその点どのようにお考えですか? 

持つべきマインドが違うのでやはり難しい部分は多いと思います。

SIerの業界はウォータフォールモデルで開発を行います。

原則的に一度進んだら戻ることがないので、仕様に対して厳格な気持ちが必要です。

一方でウェブやアプリのエンジニア、特に小さい組織であればあるほど、スピード感とのバランス、仕様変更への柔軟な態度が要求されます。

経営的な視点とも無縁ではいられず、エンジニア的な正義感だけでは不十分です。

SIerからウェブやアプリのエンジニアに転職したいという方がもし相談に来たら、

とにかく自分でなにかを作ってみることを薦めると思います。

やってみることで見えくる部分は非常に大きいと思うので。

実際に相談されたら私は性格的に直接的にズバっとは言わず、

長々と外堀から固めて行くと思いますが…結論は「とりあえずやってみろ」になると思います。(笑)

 

−ありがとうございます。最後に森さんのキャリアビジョンについて教えてください 。

目の前のことに執着してしまうタイプなのでキャリアパスとかあまり考えたことがないですね。

もともとどういった職に就きたいかとかそういった欲求が希薄なので。

 

ただ将来的にビジネスを含めた、社会全体のシステム設計を行なっていきたいと考えています。

仕事は人生における大切な要素のひとつですが、同時に、それが人生の全体でもないと考えているので、

誰もが家族や友人、恋人と過ごす、プライベートな時間とのバランスがとれるような社会を実現したいです。

そのためにまずは私自身が影響力を持った人間になることが必要不可欠です。

職種に関する欲求だけではなくて、物欲や経済的な欲求もあまりないのですが、

影響力を持って世の中になにかを発信できるような人になるために、ビジネスの世界で結果を出す必要があります。

だからこそ、今は目の前の仕事にトコトンこだわっていきたいと思っています。

 

−貴重なお話ありがとうございました。

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